吾亦紅という花
があるらしい。ずいぶん変わった名前なので、興味を持ちました。
日本古来からあるらしく、源氏物語にも出てくる花らしい、です。
花、それもバラ科の花らしいが、花というには、ずいぶん地味で、花弁もなく、赤茶っぽい楕円形の花で、「花なの?赤なの?」という、存在。
それに対して、いや「私も赤なのよ、私も花なのよ」ということで、「吾亦紅」というのだとか。
ドライフラワーにして、飾ったらとてもかわいい感じになりそう。(やったことないけど)
単品でもいいけど、他の花と一緒だとより引き立ちそう。(やったことないけど…(^^♪)
俗説では、「私もこうありたい」という憧れが込められている、というものもあるらしい。
花言葉は、移り行く日々、愛慕、明日への期待、憧れ…
いずれも秋風にゆれながら、咲く花のイメージですね。
こんな地味な花を見ていると、自分と重なり合って、共感します。
空き地で風に揺れながら、ひっそりと咲いている秋の花。地味すぎます?
とりあえず、自己主張もしてみる「私だって花なのよ、私だって赤なのよ」
でも、協調性もあって、みんなと一緒に飾られてよし。
「明日、私もこんな風になりたい」と秘かな情熱と憧れを抱いて、ひっそりと今日を生きている花。
いいなあ。
そんなことを感じた秋の日でした、とさ。