一問一答では答えきれない人生

「お探しのものは何ですか?」

歳末商戦たけなわで、私のアルバイト先の店も、毎日、忙しく混雑しています。

ありがたいことで。(んー、なんか商売人っぽい…)

うちの店は狭く、おまけに迷路のようにいりくんでいてわかりにくいのです。

そして、ものすごい種類の商品が所狭しと並び、積み上げられています。

また、新商品も次々と入ってくるし、ついこの間まであった品物は売り切れてなくなっている、と言うことも多々あるわけです。

だから、お客さんは、よっぽどの常連でない限り、どこに何があるかわからない。

というわけで、「〇〇はどこですか?」と、尋ねられることが多いのです。

私も勤めた当初は、どこに何があるか、さっぱり分かりませんでした。

尋ねられると、冷や汗をかきながら、必死に探していました。

今は、勤めてずいぶん長くなったので、どこに何があるかあるか、ほとんどわかるようになりました。

店にいると、次から次へと尋ねられます。

「あれは、どこですか?」「こんなのありますか?」

「はい、ございます。こちらです。」「それは、〇〇ではないでしょうか?」

次々とお客の質問に答える店員の姿を見て、「すごいねえ」なんて、嬉しい言葉を残していくいくお客さんもいるほど。

確かに、分からないことは、よーくわかっている人に尋ねるのが一番です。

一問一答では答えきれない人生

でも、こんな風に一問一答で、答えられることばかりならいいですが、人生の悩みは、そうはいかないかもしれません。

「あなたの悩みは、こうやったら解決しますよ」って、一問一答風に答えるカリスマ風な人もいますが、

あなたは納得しますか?

私はどっちかというと、疑い深い性格なので、納得しません。

す、すみません、牧師のくせに疑い深くて。

人生の中で生じてくる問いは、そんなに単純ではないと思うし、問いを発している本人も、

「こうすれば、問題が解決しますよ」なんていったところで、

「上から目線で、何いってんだよぉ」って、

一蹴されておしまい、ということがあるでしょう。

人生の道も、やっぱり、よくわかっている人に聞いた方がいいには違いないのですが、

要は、納得だと思います。

疑い深い私などは、納得行くまで、質問して答えてくれるような機会がないと納得しません。

問いは重ねると深くなるー浴びせ倒すような問いにも答える聖書

一回の質問と答えだけでは納得しないような場合でも、問いは重ねることによって深くなり、真理に近づいて行くこともあります。

問いを発し続けることで、自分の問題が明らかになることがあります。

要は、納得行くまで考えるって大事、ってこと。

この疑い深い私の、浴びせ倒すような問いに答えてくれたのが聖書でした。

聖書をはじめて読んだのは、22歳の時でしたが、子どものような素直な心ではなく、問題意識バリバリで、読んでいました。

人生最初に読み始めたのが、旧約聖書のヨブ記でした。

ヨブ記のテーマは、専門的には神義論と言います。

平たくいえば、神は正しいお方なのに、なぜ、この世に苦しみがあったり、不条理な出来事が起こるのか、と言う、一番悩ましい問題です。

ヨブは正しい人なのに、次々と苦難に見舞われます。

財産を失い、家族も失い、ついには自分の健康も奪われてしまいます。

ヨブを慰めに友人がやって来ます。

友人たちは、お前が何か悪いことをしたからこんな目に遭うのだ、とそれぞれに人生の処方箋を提供しますが、ヨブは納得しません。

ヨブは神様の胸ぐらをつかむように、神に自分の思いをぶつけていきます。

すると、ついに神が語り出します。

しかし、神は、ヨブがなぜ苦しい目に遇うのか、その理由については一切答えません。

ただ、ご自分が世界とその中にあるすべてのものを創られた神であるということを強烈に示すだけです。

もはやヨブには何の言葉もなく、しかし、納得するのです。

私は、このヨブ記の結末に、非常に惹き付けられました。

そして、これを読んだ私もヨブのように、妙な納得が与えられているのに気づきました。

その後も、私は聖書を読み続けました。

聖書は、その時々の自分の問いに答えてくれるような、向こう側から語りかけてくるような、不思議な体験をさせられる本です。

誰でも手にいれることができるので、是非、読んでいただきたいです。

聖書は言ってみれば、古文書ですので、今のビジネス書などとは全然違いますが、人生の最良の手引きに違いありません。

聖書は、言うまでもないことでしょうが、世界中で一番売れている書物であり続けてきました。

欧米の文学、芸術、歴史に計り知れない影響を与えてきた本です。

人生で悩んだ時に読む言葉、それは聖書です。

 

 

 

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